県建築課は10日、富岡合同庁舎移転新築建築主体工事を15JVの参加による公募型指名競争入札で執行、岩井建設・タルヤ建設・湯川工務店JVが13億7、500万円(税抜)で受注した。また、代表者1者と構成員2者の3者JV特定建設工事共同企業体方式により発注する機械設備と電気設備についても、すでに入札参加申請が締め切られており、9月中にも入札が行われる。
9月定例議会で工事請負締結議案の承認を受け10月に工事着手、13年9月下旬の完成を目指す。移転先は、一ノ宮地内の敷地1万4、563㎡で、施設規模は、S造地下1階、地上3階建て、延べ床面積6、970・73㎡となっている。
工事に先立つ設計は、石井設計(前橋市大手町2-7-12、電話027-221-1717)がてがけ、総事業費には23億4、000万円余りが試算されている。
なお、この富岡合同庁舎移転新築は11年度、設計段階での部内VE方式を試行。意匠関係で、中庭の外壁面の使用材料を検討した結果、連窓にすることによってコストダウンを図るとともに、電気・機械関係などでもコストを縮減し、機能を損なわないでトータル約9、000万円の削減を図っている。