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群馬県県土整備局

交通渋滞は右折車がひとつの原因-『交差点すいすいプラン事業』創設し予算案に1億円計上

2001/02/16 群馬建設新聞

 交通渋滞は右折車によることがひとつの原因-。県土木部では、この解決策として13年度、「交差点すいすいプラン事業」を創設、当初予算案へ事業費1億円を計上した。

 事業を直接所管する道路維持課によると、この施策は、県単独交通安全対策事業の新規重点メニューとして実施。2車線道路の渋滞の原因は、右折車によるものと考えられるため、現道の幅員内へ右折レーンを設置し、スムーズな通行区分を設けることにした。

 道路構造令に基づく整備手法では、新たに拡幅幅を設けるため、事業化されてから用地確保、工事へと移行するため、順調に推移しても完成までに3~4年の期間がかかった。しかし、この施策では、現道内に右折レーンを設けるため、用地買収を行う必要がないことなどから、低コストで、短い期間で完成し、その効果が発揮される。

 工事内容は、今後工事を発注するまでの期間で決める方針だが、植樹帯、歩道などを影響が出ない程度に縮小するため、植樹帯の縮小工事、境界ブロックの移動工事、ラインの引き直しなどが計画されている。

 具体的な施工箇所については13年度、出先土木事務所に調査を依頼し、整備が可能な場所を選定。その結果、13年度は主要地方道藤岡大胡線の藤岡市内ほか9か所の整備を計画、今回の予算要求となった。



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