浦和市施行で整備する「浦和東部第1特定土地区画整理事業」は27日、事業認可を取得、同日公示した。市は、13年度当初暫定予算で同事業の特別会計を設定しており、同年度から街区確定、路線測量など各種調査業務に着手する。先行整備区域は埼玉高速鉄道浦和美園駅周辺を設定している。事業計画における総事業費は233億2、700万円で、都市計画道路4路線と区画街路を適宜配置、都市基盤整備公団埼玉地域支社施行の「浦和東部第2地域特定土地区画整理事業」「岩槻南部新和西特定土地区画整理事業」とともに新市街地を形成していく。
整備対象地区は、東側に埼玉高速鉄道浦和美園駅、西側は国道122号、南側に越谷浦和線、北側の埼玉スタジアム2002に囲まれた大門、下野田、南部領辻ほか地内で面積は55・9ha。計画人口は5、500人、合算減歩率は34・21%、事業期間は32年度末。
13年度から事業を促進していくが、浦和美園駅は、2002年ワールドカップサッカー会場となる埼玉スタジアムの最寄駅となっているものの、西口駅前広場約5、000㎡の整備は大会開催時までには間に合わないようだ。
事業計画によると、都市計画道路は地区北部を東西に走る美園2号線(L645mW27m)、地区を南北に縦断する大門中野田線(L919mW27~29m)、同線から浦和第2区画整理地区に入る美園3号線(L162mW25m)ほか、大門中野田線と浦和美園駅をつなぐ浦和大門西口停車場線(L86mW40m)を整備。事業費は43億899万2、000円。区画街路は幅員6-10mで、同11億4、289万1、000円。
公園は近隣公園1か所(1万㎡)、街区公園は1、600㎡2か所と3、800㎡が1か所で9、004万6、000円を試算。
このほか、移転計画は、建物138戸(38億7、376万4、000円)、電柱移設215本(6、450万円)、上水道移設4、035m(6、747万5、000円)
下水道築造は雨水820m(1億3、000万円)、汚水一式(2億3、149万5、000円)など。