帝国データバンク水戸支店(水戸市泉町)は、今年3月の茨城県内企業の倒産状況をまとめた。建設業は8件と全体の38・1%を占め、負債総額は11億円となった。
3月の倒産件数は全産業で21件と、前月の11件から10件増加、前年同月と同数となった。1月からの累計は51件で、前年より9件減少しているものの、依然として増加基調にある。
負債額は、49億8、000万円で前月の25億4、000を上回り、前年比24億4、000万円の増加となった。
業種別では、建設業のほか、製造業6件(28・6%)、卸・小売業6件(28・6%)、その他1件(4・8%)となった。
建設業は年度末の仕掛かり工事が終了、民間設備投資の低迷が続き受注競争が依然と厳しく、新年度発注工事の減少から受注競争も一段と激しさを増しているようだ。