茨城県市町村職員共済組合(水戸市笠原町、県市町村会館内)は、「ホテルかもめ荘」(東茨城郡大洗町)の建て替えについて、今月中旬過ぎに一般競争入札で公告する予定だ。6月ごろに着工、平成14年秋のオープンをめざす。
ホテルかもめ荘(大洗町磯浜町字祝町8179-5)は、市町村職員の健康保持を目的とする保養所で、会議・宴会・宿泊等に幅広く利用されてきた。海に面することもあり老朽化が激しく、5、6年ごとに外壁を塗り替えるなどリニューアルを図ってきたが、平成8年に組合内部に組織した委員会で建て替えを決定した。
近年の利用客の減少を受け、収容人員を現在の156人から100人程度に減らす計画だが、建設規模はRC造6階建て延べ約5、700㎡と、旧施設と同程度。客室は全室バス・トイレ付き。設計は(株)安井建築設計事務所(本社・大阪府)が担当した。
新しいホテルの建設に向け、カモメにちなんで白い外観が特徴だった旧ホテル(昭和49年開所)の解体も終えた。県で整備中の新大洗水族館が14年春に開館する予定で、この半年後にはオープンを迎える。