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埼玉県浦和市

都市計画道路大牧三室線整備、雨水抑制施設を7月ごろ発注

2001/04/06 埼玉建設新聞

 埼玉県浦和市が15年度の供用を目指す都市計画道路大牧三室線整備は現在、一部区間とルート脇にある墓地の擁壁工事を行っている。今年度は道路下に設置する雨水抑制施設を7月ごろ発注、同工事完了後、道路築造事業に着手するなど、事業が本格化する。

 整備対象区間は、JR武蔵野線東浦和駅前で供用されている同線と県道吉羽安行東京線との接道部から南下し、川口市都市計画道路南浦和越谷線に接続する延長448m、幅員は20m。車道幅員11m、歩道は両側に4・5mで透水性舗装を施す。植樹帯も同1m確保。このうち、南浦和越谷線から100m区間は道路、歩道部の舗装、照明灯設置を残して整備済み。

 道路下には雨水貯留施設を設置。施設はボックスカルバートの布設を計画しており、貯留量、断面、延長などは市の開発行為の技術基準にあわせて設定する。

 用地買収は100%完了、下水道も整備されており、雨水貯留施設、上水道、東京電力、NTTなどの配線工事後、道路整備に着手する。

 県道吉羽安行東京線、川口市都市計画道路南浦和越谷線との交差点については、警察と協議が整い次第、改良工事に着手する。

 設計業務はピーシー技研(豊島区)が担当。

 大牧三室線が南浦和越谷線に接続することで、馬場地内までの南北幹線が整備され、見沼田んぼ内の整備を残すのみとなる。



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