13年度の目玉事業として市民プールの建設を計画している藤岡市都市計画課は、施設概要及び整備スケジュールを明らかにした。
老朽化が著しい既存施設に代わって建設する新プールは、市民からの要望を受けこれまでの屋外プールから年間を通じて利用できる室内温水型にグレードアップを図り、体力増強や健康増進を推進する。
さらに、環境への配慮からエコプールを追求、プール施設としては全国でも初のコージェネレーションシステムを導入する。施設規模は、RC造一部S造2階建て、延べ床面積約4、300㎡(建築面積約3、600㎡)。内部には、25mプール、流水プール、ウォータースライダー、幼児用プール、リフレッシュプールなどをレイアウトし、幅広い層の市民に対応する。
地元からの要望が多かった研修室やトレーニングルームなども備える。注目される工事スケジュールは、既存施設をこの夏使用しないことを決めており、5月にも解体工に着手し、本体工は7月発注を目指しており、総事業費には21億円余りを試算している。既存プールは、昭和39年に開場して以来、多くの市民に親しまれてきたが、36年が経過し老朽化が随所に目立ってきた。そのため、新プール建設は市民からも強い要望が出され、行政サイドとしても早急な対応を目指していた。
建設に向けた準備としては、市民アンケートを実施し利用者の意見を反映させた施設づくりを追求した。
また、建設地についても別の場所への移転も視野に入れていたが、市街地からも近く、徒歩や自転車でも多くの市民が利用できる所として現在地に建て替えることを決めた。
現有敷地だけでは手狭なため、新たに約3、600㎡の用地を取得して拡張する。そして、施設内容については華美なレジャー施設を避け、現在の高齢化社会の中で健康志向型で年間を通して利用できる室内温水プールとし、「健康増進型のファミリープール」をテーマに設計に取り組んだ。
施設の特徴としては、利用者を主体とした利便性の高い施設配置を基本とし、プール利用者の施設はすべて1階に設ける。25mプールは7コースのうち、3コース分を可動床式とし、深さを自由に設定できることで児童用や歩行用にも対応が可能となり、また流水プールでは身障者対応として流速を落とす装置も導入する。
一方、高齢者等への配慮から随所をバリアフリー対応とし、各プールの間やプール入口にスロープを設置するほか、25mプールと流水プールには手すりを付ける。環境にやさしいエコプールとしてコージェネレーションシステムを取り入れ、都市ガスを利用して電力を発生させる。これ以外にも、敷地内の外灯電力を自然エネルギーでまかなうため、風力発電と太陽熱発電装置を設置する方向で検討している。
外観は、建設場所が住居専用地域のため周囲との景観にも配慮しており、プール側は全面ガラス張りとし開放感を押しだし、屋根はトップライト方式。また、駐車場は約180台分を確保する。
設計は、12年度に佐藤総合計画(東京都墨田区横網2-10-12、電話03-5611-7200)の担当で実施設計まで終了している。これを受け、13年度から2か年で工事着手するもので、本体工期には約12か月を見込んでおり、14年7月中のオープンを目標としていることから、逆算すると13年7月の入札執行が有力となる。
なお、事業費は当初予算に本体工事費12億6、000万円、外構工事費5、475万円、解体工事費1、630万円、植栽工事費500万円を計上、このほか14年度債務負担として8億6、000万円を設定している。
















