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県道川越坂戸毛呂山線の坂戸市内戸口工区1、262m完成-5月26日に式典開催

2001/05/30 埼玉建設新聞

 平成元年に事業認可を取得し、12年の歳月をかけて県道川越坂戸毛呂山線の坂戸市内戸口工区1、262mが完成、26日に現地で、土屋義彦県知事、山口泰明衆議院議員、丸木清浩県議会副議長、伊利仁坂戸市長、都市基盤整備公団、用地提供者、施工会社ら200人余り、また沿道には周辺住民が多数詰め掛けるなど関心も高く、盛大な式典となった。

 主催者としてあいさつに立った土屋知事は、多くの主席に感謝の意を表すとともに、川越坂戸毛呂山線バイパスは、県西部の東西幹線道路として、市街地内の交通渋滞を解消し、また坂戸ニューシティーにっさいと市街地を結ぶ道路。埼玉県内各地からのアクセスの向上、入間地域の活性化に寄与すると確信する、と同バイパスへの期待を表した。

 来賓からは、丸木県副議長、山口衆議院議員、伊利市長がそれぞれ、完成への喜びの言葉を送った。

 式典では貴重な土地を提供してくれた地権者、また設計・施工業者23社(代表・清水工業(株))に感謝状が贈られた。

 同区間は、狭あいで現道拡幅が難しく、信号も多く、また鉄道踏み切りなど慢性的な渋滞に悩まされていた部分。完成により多くのメリットがある。

 県道川越坂戸毛呂山線バイパス計画は、鶴ケ島市五味ケ谷地内の現道から、毛呂山町小田谷地内の県道飯能寄居線を結ぶ1万3、050m、幅員15-18mで計画される路線。これまでに鶴ケ島、坂戸市内の3、338mが供用済み。今回開通したのはその西側、高麗川を渡る粟生田大橋、関越自動車道、葛川を跨ぐ坂戸入西大橋など大型構造物で構成される1、226m。都市基盤整備公団が入西地区土地区画整理事業で進めた1、804m区間合わせて3、066mが完成、坂戸市善能寺地内の県道玉川坂戸線までが開通となった。今後は、起点部の五味ケ谷工区990m、善能寺工区596m、東武越生線の横断を含む川角長瀬工区2、600m、JR八高線横断などの終点の工区460mなどが残る。



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