茨城県土浦土地改良事務所（石井哲雄技監兼所長）の１３年度事業計画概要が明らかになった。「第５次土地改良１０か年計画」に沿い県営・団体営事業を併せて２２事業の５５地区で事業を実施する。
このうち新規地区は、総事業費約１７億円を投じ農村の伝統文化や農業に関わる地域資源に視点を置いた田園整備構想を展開する田園空間整備事業の東筑波地区（つくば市、八郷町、千代田町、新治村）や、耕地の汎用化を促進し農地の高度利用を図る県営土地改良総合整備事業の伊奈地区（伊奈町）、地域用水環境整備事業の豊地区（伊奈町）及びため池等整備事業の赤塚地区（霞ケ浦町）の県営４地区と、団体営の基盤整備促進事業３地区、農業集落排水事業２地区の計５地区が着工。また、継続では広域農道のつくば下総地区が事業費４億を見込み改良１、２５０ｍに着手するほか、地盤沈下対策の岡堰２期が２億で用水路４００ｍ、福岡堰３期が２億５０００万円を予定して、用水路８５０ｍを整備する。
■生産基盤の整備
【ほ場整備】
▼女堰地区（つくば市）＝区画整理４４ha、５億４０００万円
▼手野地区（土浦市）＝区画整理１４ha、４億円
▼谷原西部地区（谷和原村）＝実施設計、３０００万円
【土地改良総合整備】
▼川口地区（つくば市）＝農道１３００ｍ、２億円
▼伊奈地区（伊奈町）＝排水路１９００ｍ、５０００万円
【かんがい排水（一般、排特）】
▼霞ケ浦用水１期地区（つくば市）＝付帯工、１４００万円
▼新治上流地区（つくば市、新治村）＝排水路４５０ｍ、５０００万円
▼山下地区（つくば市）＝排水路５００ｍ、１億３００万円
▼長渡呂地区（伊奈町）＝付帯工、１５００万円
【県営基幹水利施設補修】
▼上高津地区（土浦市、つくば市）＝機械設備、１億１０００万円
【基盤整備促進（かん排）】
▼田村地区（土浦市）＝排水路８０ｍ、３０００万円
▼手代木地区（つくば市）＝排水路１６０ｍ、６００万円
▼要地区（つくば市）＝排水路２３０ｍ、７００万円
▼金村地区（つくば市）＝排水路２３０ｍ、８００万円
▼霞ケ浦用水西部地区（つくば市）＝用水路３００ｍ、３０００万円
【基盤整備促進（安全施設）】
▼下玉里地区（玉里村）＝排水路、蓋、１０００万円
【基盤整備促進（ほ場整備）】
▼明戸地区（つくば市）＝付帯工、６００万円
【畑地帯総合整備】
▼豊里中部地区（つくば市）＝付帯工、１０００万円
▼豊里南部地区（つくば市）＝付帯工、４０００万円
▼豊里東部地区（つくば市）＝付帯工、３０００万円
▼酒丸地区（つくば市）＝付帯工、１億１１００万円
▼谷田部北部地区（つくば市）＝付帯工、１４００万円
▼坂田地区（新治村）＝実施設計、２３００万円
■農村環境の整備
【広域営農団地農道整備】
▼つくば下総地区（つくば市）＝改良１、２５０ｍ、４億円
【ふるさと農道】
▼八郷石岡地区（八郷町、石岡市）＝舗装１００ｍ、３４００万円
▼新治地区（新治村、つくば市）＝改良７００ｍ、１億６１００万円
【県営一般農道整備】
▼上林地区（八郷町）＝改良３００ｍ、２０００万円
【基盤整備促進（農道】
▼天神地区（八郷町）＝改良７００ｍ、１５００万円
▼片岡地区（八郷町）＝改良４００ｍ、１５００万円
▼白畑地区（八郷町）＝改良５００ｍ、１５００万円
▼新戸地区（伊奈町）＝改良２２０ｍ、１０００万円
▼一ノ瀬上流地区（霞ケ浦町）＝改良１、８１４ｍ、２０００万円
【田園空間整備】
▼東筑波地区（つくば市、八郷町、千代田町、新治村）＝実施設計、３０００万円
【農業集落排水】
▼西板戸井地区（守谷町）＝機能調整、７００万円
▼関川石川地区（石岡市）＝機能調整、２２００万円
▼石岡西部地区（石岡市）＝実施設計、１億１０００万円
▼千代田東部地区（千代田町）＝機械据付、１億１０００万円
▼下小目地区（谷和原村）＝場内整備、１１００万円
▼高岡狸穴地区（伊奈町）＝管路２５０ｍ、１億７０００万円
▼豊南部地区（伊奈町）＝実施設計、５１００万円
【地域用水環境整備】
▼鶴沼地区（土浦市）＝保全施設、６０００万円
▼谷和原北部地区（谷和原村）＝保全施設、７０００万円
▼豊地区（伊奈町）＝循環かんがい施設、２２００万円
【農村総合整備（市町村型）】
▼石岡地区（石岡市）＝集落排水５４１ｍ、１億５０００万円
▼千代田地区（千代田町）＝集落道２１０ｍ、４５００万円
■農地保全管理
【湛水防除】
▼守谷２期地区（守谷町）＝排水路１１２ｍ、１億６２００万円
▼鍋沼地区（つくば市）＝排水ポンプ、除塵機、２億円
【地盤沈下対策】
▼岡堰地区（藤代町、取手市）＝付帯工、４０００万円
▼岡堰２期地区（藤代町、取手市）＝用水路４００ｍ、２億円
▼福岡堰３期地区（谷和原村、伊奈町）＝用水路８５０ｍ、２億５０００万円
【ため池等整備】
▼赤塚地区（霞ケ浦町）＝実施設計、２５００万円
