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埼玉県さいたま市

東武野田線七里駅北側特定土区整事業、地権者の同意書収集作業に着手

2001/06/28 埼玉建設新聞

 東武野田線七里駅北側特定土地区画整理事業を計画する埼玉県さいたま市は、事業計画に対する地権者の同意書収集作業に着手した。概ね80%以上の同意が得られれば、年度内にも事業認可とともに本組合を設立する。整備地区は、駅北口周辺31・9haを対象に、駅前、沿道、住宅の3ゾーンを設定、北口駅前広場や都市計画道路、公園、調整池などを整備し、商業・業務機能と居住環境の調和したまちづくりを目指す。総事業費は165億5、000万円を試算し、平成25年度末の事業完了を目指す。事業対象地区は、七里駅前地区を含めた小深作、風渡野、東門前、堀崎町地内。

 公共施設は、七里駅前北口に3、200㎡の交通広場を設け、広場からは都市計画道路東大宮七里線(W18m)を整備。地区東側には東大通り線(W28m)を配置し、両線を結ぶ形で東西に指扇宮ケ塔線(W18m)を整備する。

 公園は2、100㎡-2、800㎡規模の街区公園を4か所設置。調整池は加田屋川と綾瀬川へ落とす調整池を2池整備する。区画街路は幅員4-12m、特殊街路は4-6mを適宜配置。

 土地利用計画では、七里駅から指扇宮ケ塔線までの東大宮七里線(W24m区間)は「駅前ゾーン」とし、日常の買い物ができる店舗を誘致。「沿道サービスゾーン」に設定した都市計画道路沿線は、地区周辺住民らも利用できる店舗や事務所などを誘致しにぎわいを持たせる。また、「住宅ゾーン」には中高層住宅を配置し、将来的に商業・業務機能を想定し、店舗誘致を図る。

 現在、市は同意書を求める作業に着手しており、順調に行けば年度内に事業認可申請、本組合設立認可を行い、14年度から測量、調査業務に着手していく方針。

 公共施設事業計画と資金計画は次のとおり。

=単位千円=

【都市計画道路】

 ▽東大宮七里線(W18-24m、L447・8m)東大通り線(W17・5-28m、L317・4m)指扇宮ケ塔線(W18m、L719・9m)=711、000

【区画街路】

 ▽W12m(L385m)W9m(L1、052m)W8m(L437・6m)W6m(L5、414・2m)W4m(L1、507・1m)

【特殊街路】

 ▽W6m(L33・9m)▽W5m(L71m)▽W4m(L183・1m)=915・200

【調整池】

 ▽3、000㎡(PC壁体)▽1、500㎡(ブロック積擁壁)=544、000

【移転】

 ▽家屋(408戸)=914、600▽電柱(346本)=83、800▽鉄塔移設(1基)=140、000

【上下水道など】

 ▽上水道(L8、213・5m)=279、000▽下水道(L705・4m)=60、800▽ガス(L13、384m)=289、600

【事業】

 ▽整地(1万7、000㎡)=169、400▽調査・設計(319、918・84㎡)=1、253、800▽工事=14、883、000



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