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(株)帝国データバンク

佐久市のモリケンが倒産-長野県内では今年度最大の負債14億円

2001/07/03 長野建設新聞

 帝国データバンクによると、長野県佐久市土木建築の老舗(株)モリケン(森泉信義社長、佐久市岩村田北1-10-7)は27日、上田信金(岩村田)で1回目の不渡りを生じ、任意整理の方向で事業を28日停止した。負債額は、今年度長野県内最大の14億円。

 8億円を投じて買収していた50区画(約23、000㎡)の大型分譲地の開発が中断、取得資金の大半を金融機関からの借入で賄っていたため資金繰りが多忙化、特別保証制度やノンバンクからの借入でしのいでいた。しかし、ここへきて主力の住宅部門は一段と悪化し、金融機関をはじめ一部取引先による支援表明があったものの、公共工事への期待も乏しいことから、先行きの見通しが立たないとして事業継続を断念した。



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