埼玉県さいたま市は、東浦和第3地区など7地区で計画されている土地区画整理事業の推進を図る。各地区とも大きな動きはないが、地権者らの意向を受けながら地元組織づくりを図っていきたい考え。
計画区域の状況などは次のとおり。
【東浦和第3地区】
広ケ谷戸、大谷口地区約69haを市施行で計画。JR武蔵野線南浦和駅と東浦和駅間の新駅設置を想定しての計画で、当時のYOU And Iプランにも位置付けられており、JRへ設置要望を行っている。新駅設置実現も含め、早期事業化を図りたい意向。地元には準備会が設置されているものの、主だった動きはないため、啓発活動を進める
【大宮東部第1地区】
さいたま市のほぼ中央部に位置する南中丸、中川、大和田1丁目ほか地内49haを対象に計画されていたが事業に賛同する地権者が少なく、進捗が図られていない。しかし、同区域のうち7ha内の住民から事業化を求める声が上がったため、地域全体の意向を改めて確認し、整備方向性を見出す
【中川第2地区】
中央通り、南大通り東線と第2産業道路に囲まれた寺前、天神、諏訪、八幡地内45・5haを推進
【大和田駅北側地区】
東武野田線大和田駅北側の大和田2丁目地区約12haを組合施行で計画。今年度は事業推進に向けた調査業務を委託する
【今羽町地区】
市北端で一部上尾市と接している地区約43haを組合施行で計画。一部地権者から事業化への声が上がっており、地区住民の意向確認作業に着手する
【東部西地区】
北宿通りに接し、事業施工中の松木地区に隣接した27・1haの事業化を推進
【指扇特定地区】
JR川越線に面した指扇駅と日進駅間約75・1haの事業を推進