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埼玉県神泉村

下久保コテージ建替-基本構想の策定を予定

2001/08/16 埼玉建設新聞

 下久保コテージの建て替えに向けて基本構想の策定を予定している埼玉県神泉村は、同計画を含む林業構造改善事業の事業採択、国庫補助内示を待ち策定業務を発注していく構え。現段階ではコンサルへの委託方法、時期は決定していないが、遅くとも年度後半には、着手していきたい考え。基本構想策定委託には、予算200万円を計上している。

 下久保コテージ(矢納1431-1)は、昭和24年に建設された旧矢納中学校の木造平屋、696・58㎡の校舎を改造し、6畳、8畳の客室11室、60人程度収容できる施設として昭和58年より村営施設として営業。冬季は、スケートリンクを設け、多くの利用がある。7年度には、コテージ進入路付近に新築用地として、1、381㎡の敷地を取得している。

 建て替え検討では、ログハウス風建物10数棟や100人収容の1棟など案があったが、これまでのところ木を使った施設1棟とし、宿泊定員は70名程度を想定している。都市住民と地元の林業の交流・体験を盛り込んだ整備事業としていく考えでおり、基本構想策定後の14年度に施設実施設計をまとめるとともに、年度後半にも2か年継続事業として着工、15年度の完成を目指す。

 昨年度、企画コンペも視野に基本構想策定を予定したが見送っており、財源確保の見通しや経営分析など資料の作成を、あさひ銀総合研究所(さいたま市)に委託し策定した。このため、今年度の策定業務委託にあたりコンペ採用も見込まれるが、村は今後検討していくと説明している。



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