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群馬県中部農業事務所農村整備課

農村地域環境保全整備事業、13年度は小河原堰地区整備に着手へ

2001/08/30 群馬建設新聞

 農村地域環境保全整備事業を促進している群馬県中部農業総合事務所農村整備部は13年度、小河原堰地区の整備に着手する方針だ。工事発注が予定されているのは小河原堰2号水路B工事と芦田堰1号水路C工事で、それぞれ10月にも発注する方針だ。

 12年度補正予算4、000万円と局保留予算1、382万円を13年度に繰越し、13年度当初予算を合わせた6、462万円が13年度の執行予算となる。同地区は、小河原堰用水を中心として地域営農が進められてきたが、施設の老朽化、周辺地域の混住化や都市化などに伴い、施設の防災安全度が低下していることから、農業用水を安全に確保し、農業経営や地域住民の安定を促進し、農村地域環境の保全を図るため計画された。

 今回、工事発注が予定されている施設は地域全体から見て、老朽化が最も著しく、小河原堰2号は洪水時に越水が見られることから早急に改修が必要とされており、芦田堰1号は水路、サイホンなどが老朽化により危険性が高いため整備を行う。

 今回の工事で、農業用水を安全に確保し、農業経営の安定と農村地域環境の保全を図るとしている。工事内容は、前橋市元総社町地先の小河原堰2号は、水路工202mを約6か月間の工期で施すほか、芦田堰1号は、前橋市鳥羽町と高崎市中尾町地先で、水路工150mを同工期で整備する。

 なお、工事に先立つ設計は日本精測(東京支店=埼玉県さいたま市本郷町1400-1、電話048-651-5318)が手がけている。



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