茨城県大子土木事業所（後藤將美所長）と（社）茨城県建設業協会大子支部（藤田清治支部長）による現場代理人表彰式および研修会が４日、県大子合同庁舎２階大会議室で開かれた。

　表彰式に先立ち、後藤所長は電子入札の導入や建設ＣＡＬＳの推進など、昨今の公共事業にもたらすＩＴ事情にふれながら「現在は、個人が自己責任の元に、技術力を向上していかなければならない。また今後は、優れた人材が企業を支えていく」と挨拶。次に、藤田支部長が「今回の表彰者は、現場のリーダーとして活躍し、皆の模範となる方に贈られる。これからも技術研鑚と資質向上に努力してほしい」と述べた。

　表彰式では、品質・出来型・安全管理に努めた５人が受賞し、代表者として、谷田部栄一氏（海老根建設（株））が「これからも、努力を惜しまずより良い工事をしていきたい」と抱負を含め謝辞を述べた。

　その後研修会では、大久保敏雄・県土木部監理課副参事が、最近の建設業を取り巻く新しい環境にふれた上で「入札・契約制度の改正について」述べ、石川真澄・県土木部監理課係長が「現場代理人の適正監理配置」などを説明した。

　なお、優秀工事の受賞者と対象工事は次の通り（敬称略）。

▼谷田部栄一（海老根建設（株））＝交通安全施設整備工事

▼左手信義（（株）藤田工務店）＝河川改良工事

▼加瀬和男（（株）大藤組）＝道路改良工事

▼大河原喜一（益子建設（株））＝公園整備工事

▼大高新一郎（（有）大沢工務店）＝道路改良工事