群馬県警察本部は、9月補正予算案へ前橋警察署庁舎の移転新築に先立つ基本・実施設計費1億1、000万円を計上、予算の成立を受け検討委員会で詳細を固め、業務を外注する。
委託方法については、プロポーザルなども視野に入れており、今後の動向に期待がかかる。数年前から計画が浮上していた同移転新築も、今回設計費が計上されたことで一歩前進、14年度の本体着工に期待がかかる。
今回の計画は、前橋市大友町にある現有施設が36年前に建設され、老朽化しているうえ、時代背景にマッチした駐車場スペースが手狭。
また、現庁舎の一部は今後、国道17号の拡幅工事に伴い道路部分になるために浮上した。移転先は、現在県の臨時駐車場として利用されている場所で、現在地から北へ2kmで、産業道路沿いの敷地面積は約9、500㎡となっている。
施設規模については、明らかになっていないものの、附帯施設を含めた現有施設規模約4、200㎡では手狭のため、これを上回る大きさとなりそうだ。