アジア最大級のサッカー専用スタジアム「埼玉スタジアム2002」の完成に伴い県は16日、定礎除幕式および土地提供者・工事関係者に対する感謝状贈呈式を行った。式典出席者は、土屋義彦県知事を始め、大沢立承県議会議長や相川宗一さいたま市長など約260名。
定礎除幕は、エントランスホール脇で行い、土屋知事や梅田貞夫鹿島建設(株)社長、相川市長ら22名で声を合わせ引き綱を引いた。
続いて、1階ボールルームにて行われた感謝状贈呈式では、土地提供者を代表し矢島敏道氏、田中利男氏に土屋知事から感謝状が手渡された。
設計工事監理者である(株)梓設計の今井一郎社長、本体工事関係者を代表し梅田社長、公園工事関係者を代表し関根宏(株)ユーディケー社長にも、それぞれ感謝状が贈られた。
あいさつに立った土屋知事は「日韓共催のワールドカップ開催まで257日となった。本施設では4試合を行う。スタジアムが多くの子どもたちに夢を与え、世界の平和に貢献すると確信している。今後も草の根の国際交流に励みたい」と喜びを表した。
来賓あいさつで大沢議長は「アジア最大級のスタジアムを39か月という工期で無事故無災害により完成した工事関係者の実力・施工力に敬意を表する。今後も卓越した技術力で21世紀に輝く魅力ある彩の国づくりに貢献して欲しい。ワールドカップ成功に向け、引き続き全力で支援していく」と述べた。
相川市長は「10月13日がレッズ対マリノス戦により初めてスタジアムが満員になる日ではないか。地下鉄7号線が開通し、来年春には東北道浦和ICのフルインター化も完成予定で基盤整備も整ってきた。今後の土地区画整理事業にも皆さんの協力をお願いする。ワールドカップが21世紀の幕開けとなる楽しい大会になるよう心から祈っている」と語った。