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埼玉県

地元調達で実施/寄居で関連資料公開/彩の国資源循環工場

2004/01/22 埼玉建設新聞

 寄居町三ケ山地内に県が整備を進めている「彩の国資源循環工場」に進出する各企業は、工場施設の建設などで、地元調達を行う。30日まで、調達対象や見積申込受付などについて、関連資料が寄居町勤労福祉センター(よりい会館・寄居町寄居1180-1)で、閲覧できる。申し込み手続きなど各企業で異なるほか、調達対象も相違がある。

 PFI事業で整備する寄居オリックス環境のサーマルリサイクル施設は、サーモセレクト方式ガス改質炉で、225t/日を2系列(将来225t/日を1系列追加可能なレイアウト)。工程は、4月に造成、掘削、杭打ちなどに着手、8月からは本体、機械基礎、躯体工事に入り、機械設備、配管、電気計装などを進め、18年1月から付帯工事など実施するもの。

 地元調達対象となるのは、プラント機器据付や電気・計装工事、土木・建築、共通仮設工事など。ただし、プラント関係工事は専門性が高く、JFEプラント&サービス(株)経由または機器納入メーカー経由の発注。土木建築でも、土木建築業者経由の発注もある。なお、プラント関係工事は、同種同規模以上の施工実績が必要。

 見積もり参加を希望する場合、閲覧簿に希望工種を記入すると、会社宛に応募時期、資格確認資料などが届く。土木・建築関係は見積もり予定時期を2月ごろとしている。

 また、PFI事業運営関連でも調達がある。対象は公園緑地・基盤運営管理関係で、警備や植栽管理業務などの内容。

 埼玉ヤマゼンの焼却灰リサイクル施設は、土木建築関係の元請施工者が決定していないため、工事関係などの申し込みは2月15日までにヤマゼンに送付。元請決定後に見積もり依頼などが送られることになる。

 埼玉県リサイクル事業協組の複合型建設副産物再資源化施設建設での、地元調達は建築電気設備、プラント電気設備、構内道路舗装など。問い合わせ先は、鹿島建設(株)関東支店か富士電機まで。

 よりいコンポストの彩の国有機肥料製造工場新築工事での地元調達工事は、土工事(根切、砕石地業など)が3月受付、植栽工事が9月の受付。見積もり申し込みは(株)ユーディケーまで。

 スタイロジャパンが建設する発泡スチロール再生工場は、着工日未定で施工会社は未決定。調達対象は、内部仕上げ工事、舗装、雨水排水など。31日まで受付している。関係書類を(株)スタイロジャパン神奈川(横浜市)まで送付する。

 さいたまクリーンシステムのパレット式有機資源循環工場新築では、スレート、舗装、雨水排水工事などが調達対象。申込受付は1~3月。問い合わせは、倉沢建設(株)(川越市)へ。



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