県警察本部は13日、16年度当初予算案を公表した。16年度予算総額は1、343億5、033万5、000円で前年度比1・5%の伸び率を示した。
新規目玉事業は、蕨警察署庁舎の移転新築調査設計費として8、315万円余を盛り込んだ。老朽・狭あい化が顕著で来庁者サービスに支障を来たしているほか、耐震診断により早急な建替えが必要と判断されていることから、蕨市錦町1丁目地内の7、615・37㎡に移転する。施設はSRC造、延べ床面積6、400㎡の規模。
スケジュールは、16年度に基本・実施設計、17年度から19年度にかけて工事する。
交番、駐在所建設事業は3億7、839万円余の債務負担行為を設定した。
交番改築は、狭山警察署豊岡交番と越谷警察署北越谷駅前交番の2か所で実施する。駐在所は8か所を改築する。対象は、西入間警察署鳩山東、児玉警察署神泉、深谷警察署新戒、同本郷、寄居警察署用土、行田警察署南河原、春日部警察署豊野、杉戸警察署姫宮とした。
また、緊急市町村道安全対策に2億円計上する。信号機、標識などの設置を進める。