川口市は27日、仮称・戸塚スポーツセンター建設工事に伴う実施設計の入札を執行する。設計額は6817万円。納期は17年3月31日までで、17年度から2か年で整備、19年度前期の供用開始を目指す。工事発注は17年9月議会案件となる見込みで、形態は建築・電気・設備・土木の4分離を想定。
建設地は、戸塚字下台4552番ほかの、敷地面積2万7265・42㎡。施設規模はRC造3階建てで、延べ床面積は8500㎡程度。基本設計時の概算工事費は、41億9286万円と試算している。
内包施設は、1階にアリーナ(1750㎡)、観覧席(400席)、更衣室、放送室、器具庫、託児室などのほか、保健ステーション(事務室30㎡・相談室30㎡)を併設。
2階は温水プール(25m×7コース)、児童・幼児プール、ジャグジーほか、体育室(500㎡)を配置する。3階部分はトレーニングルーム(300㎡)、エアロビクススタジオ(120㎡)、更衣室など。
また敷地北側には遠的弓道場(5人用)、東側にはアスレチックゾーン、西側にはテニスコート(1面)を整備。敷地南側に位置するグラウンドは6400㎡で、その周囲をランニングコース(1周380m)とする計画。
駐車場は敷地内4か所に整備し、約160台分を確保。なおライフライン(上水道・電力・ガス)は、西側道路より引き込むことになっている。下水道は、西側道路の埋設管へと放流。
戸塚地区でのスポーツセンター建設は、同地区の人口急増を受けてのもの。基本設計は14年度、周辺の緑を生かすことをコンセプトに、同市建築課が仕上げた。