県太田土木事務所は、今月12日から11月30日までの間、国道407号全面通行止めを実施する。太田駅付近連続立体交差事業による国道407号太田跨線橋の撤去工事の着工に伴うもので、跨線橋撤去後の12月からは暫定2車線通行とする予定。なお、鉄道高架工事も併行して実施する。
太田市駅周辺の中心市街地は鉄道がたすき状に走っているため、踏切による交通渋滞が甚だしく、踏切事故による危険性も高い。また、市街地が鉄道で分断されることから、都市としての一体的な効率ある市街地形成が阻害されている。そうしたことから、平成8年度より県と太田市、東武鉄道では駅付近の鉄道を連続立体交差事業により高架化を図ってきた。
これまでに平成11年度に小泉線の高架化が完成。伊勢崎線及び桐生線についても今年12月には高架化が図れるよう事業を進めていく考えで、18年3月までは、暫定2車線通行を予定している。
全体事業概要は、事業延長6300m、踏切除却数17か所(伊勢崎線8か所、小泉線3か所、桐生線6か所)、立体交差化される道路数32か所(伊勢崎線17か所、小泉線5か所、桐生線10か所)。事業期間は18年度までを予定しており、総事業費約334億円を試算。
工事等に関する問い合わせについては、県太田土木事務所都市施設グループまで。