記事

事業者
いばらき建設技術研究会

地域環境への貢献を/定時総会

2004/07/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 いばらき建設技術研究会(山形耕一会長)は2日、水戸市内の茨城県開発公社ビルで平成16年度定時総会を行った。議事では、15年度事業報告及び決算報告、16年度の事業計画を満場一致で可決。このほか、第1号議案では、役員12名が交代することなどが承認された。第2部では、右近大道氏((株)長大・構造事業部)を講師に招いて「橋梁のアセットマネジメントについて」と題した講演会を実施した。

 あいさつで、山形耕一会長は「近年の活発な活動の一方で、我々は、新しいエネルギーを得て、次のステージに進む必要がある。今後とも会員の方々の高度な技術を活かして、安全や美しさといった地域環境の豊かさに貢献していただきたい」と述べた。

 議事に入ると、15年度の事業報告と決算報告、16年度事業計画及び予算計画を満場一致で可決した。また、第1号議案の中で役員12名の交代が承認された。

 今年度の主な事業としては、来月に(仮称)橋梁メンテナンス検討会を立ち上げるほか、県内での先進工法箇所の現地見学会などが10月に予定されている。

 第2部では、(株)長大・構造事業部の右近大道氏を講師に招いて「橋梁のアセットマネジメントについて」と題した講演会を行った。アセットマネジメントは、今後厳しくなる財政事情を踏まえて、利用者の便益を最大化するための総合的かつ戦略的な手法として現在、注目を浴びている。

 この中で右近氏は「更新を必要とするインフラが急増の時期を迎える。その対応策として、総合的なマネジメント手法が必要だ」とし「アセットマネジメントは、インフラ投資の効率化や様々なリスクの低減なども期待できる」語った。

 その後の質疑応答では、活発な質問が相次いだ。

 新理事は次の通り(敬称略)。

【理事】

◆蛭田信行(県土木部)

◆大津典昭((財)茨城県建設技術公社)

◆後藤庸二郎((財)茨城県建設技術管理センター)

◆広瀬一三((社)茨城県造園建設業協会)

◆石塚裕司(常磐地下工業(株))

◆橋口隆(ピーシー橋梁(株)東京支店)

【運営委員】

◆夏坂専松((株)大久保建設)

【事業班】

◆村山孝太郎(県土木部港湾課)

【広報班】

◆郡司秀昭(県土木部港湾課)

【文科会班】

◆鈴木典夫((財)茨城県建設技術管理センター)

◆鈴木政幸(同)

◆寺田剛(日拓測量(株))



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら