さいたま県土整備事務所は、9日に芝川第1調節池右岸囲繞堤ほか設計業務の入札を執行する。設計額は858万7000円。右岸側整備に向けた設計業務は、今回が初めてとなる。履行期限は、12月17日に設定。
整備延長は約900m。右岸側への溢水を防ぎ、左岸側調節池への円滑な流入を図ることが目的。また、最終計画に向けた堤体築造準備も兼ねている。
載荷盛り土工(プレロード工)施工に向け、盛土形状を決定すると共に、施工位置を検討。基本設計レベルまで仕上げる。
今後は予算状況を勘案しながら詳細設計、工事発注へと進み、18年度出水期までに整備を終える計画。工事発注は、数工区に分けて行うもよう。
右岸側調節池の最終計画は、容量160万立方m。同事務所では左岸側調節池の整備を先行して進めており、18年度の暫定供用開始を見込んでいる。
今回の業務では、左岸側の周囲堤設計200mと道路(W4m)詳細設計300mも含まれている。これは用地未買収地(最北部)を迂回するための修正設計。