ひたちなか市は、谷井田沢最終処分場の閉鎖に伴い、新たな最終処分場の整備を18・19年度の2か年で実施する計画だ。今月から来月にかけて地元説明会を行いたい意向で、今年度は基本・実施計画および処分地の選定等を行っていく。整備に係る計画事業費として6億8500万円を試算している。
市では、不燃ごみや各清掃センターから排出される焼却灰などを、市内の最終処分場に埋め立てている。
資源リサイクルの推進により埋立量は減少傾向にあるものの、現在使用している谷井田沢最終処分場も残りの容量が少なく、市では15・16年度の2か年で適正閉鎖の工事に着手。
遮水設備工などを橋本建設・根本工務店JVが、浸出水処理工などをクボタ・井上工務店JVが、それぞれ担当して進めている。
今回の最終処分場整備計画は、現在の谷井田沢最終処分場にかわる新たな埋立用地を確保し、適切な管理ができる最終処分場を18・19年度の2か年で整備するもの。
候補地として、既存地である谷井田沢最終処分場(約4万2000㎡)や資源リサイクルセンター(足崎地内)などが挙がっているが、まだ確定はしていない。
市では、地元住民の意見を最優先するため、今月から9月にかけて地元説明会を開く予定で、今年度内には基本・実施計画の策定や地質調査を実施する。並行して候補地を選定していく構えだ。
その後、17年度には詳細設計を策定し、18年度から2か年で最終処分場の整備工事に着手する。新最終処分場では、遮水シートでゴミ埋立地周辺を遮断して水処理後に放流していく方針だ。