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埼玉県富士見市

富士見市が整備要望/県施行で水子・鶴馬線

2004/08/12 埼玉建設新聞

 富士見市は都市計画道路3・4・9号水子・鶴馬線について、県施行による整備を要望している。現在市内では、鶴瀬駅東通り線が県施行により、18年度内の完成を目指して、作業が進められている。市では同線の次事業となるよう、今後話し合いを続けていく方針。

 水子・鶴馬線は、北端を羽沢3丁目地内で都計道3・4・12号東台・鶴馬通線と接し、南は水子字向山前地内の都計道3・3・2号浦和所沢線までの総延長2980m。幅員は16m。以南は幅員18mの富士見橋通線と接続し、志木市へと向かう形をとる。

 同線は、路線上で、鶴瀬駅東通線、三芳富士見線、みずほ台東通線などの都市計画道路と交わる。また、富士見江川とも交差するため、橋梁整備を行うことになる。

 西側に東武東上線、東側には富士見・川越有料道路がほぼ平行に走っている。

 全体計画のうち、既に約3分の1にあたる990mの整備は完了している。対象か所はみずほ台土地区画整理事業で整備した延長800mと、同じく鶴馬1丁目区画整理事業地内の約190m。

 市内には県道大井朝霞線が南北に通り、市内循環の中心になっているが、最大幅員10mと狭あい。歩道未設置か所も多く、交通渋滞を引き起こしているだけでなく、歩行者の安全性も取り沙汰されている。

 整備構想があるものの、沿線には住宅多くが張り付いており、道路拡幅が難しい状況。大井朝霞線のバイパス的な役割を果たすことからも、水子・鶴馬線の整備が待たれている。



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