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埼玉県秩父県土整備事務所

石原陸橋架け替え/開発コンが比較検討

2004/08/20 埼玉建設新聞

 秩父県土整備事務所は、荒川村上田野地内の国道140号石原陸橋を架け替える。このほど詳細設計を開発コンサルタント埼玉営業所(さいたま市、電話048-832-0731)、測量業務を武州測量(東松山市、電話0493-23-6802)に委託、年度末までにまとめる。17年度からは、用地調査、物件調査などに取り組む構え。

 同橋は、秩父鉄道を跨ぐもので、昭和5年に竣工。幅員5・1m、橋長7・7mのPC桁橋。道路と鉄道は斜めに交差している。架設より70年と老朽化が進むとともに、幅員が狭いため、大型車同士のすれ違いは難しい状況。また、前後区間の歩道整備状況に合わせ、11年には、下り側に橋長23mの歩道橋を設置している。

 新橋規模については、これまでに基本設計などを実施していないため、詳細設計で比較検討し、固める。

 既存橋を解体し、新橋を設置する考えでいることから、既存橋と同等規模が見込まれるが、下り線側の歩道橋が23mとなっていることなども踏まえ検討。鉄道上の橋梁のため桁下空間の確保なども課題となり、縦断勾配の関係などから、歩道橋も含め、一体的に整備していく方向。このため、新橋の幅員は車道2車線と片側歩道となる。

 架け替えに際しては、仮橋を設け工事期間中は対応する計画。



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