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茨城県水戸市

水戸市が検討調査へ/旧国立病院の跡地利用に向け

2004/09/04 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は、今年10月、独立行政法人国立病院機構「水戸医療センター(旧国立水戸病院)」が茨城町桜の郷へ新築移転することに伴い、現在地に残される跡地の有効活用について検討を進めることになった。同地は現在、県有地となっており、敷地面積は看護専門学院等も含め4万3516㎡。今月中旬にコンサルタント業者に業務を委託し、同地区の現況・課題、住民の意向等を踏まえ約4か月間で方策を検討する。

 今年10月に、水戸医療センター(旧国立水戸病院)が所有する病院等施設が茨城町桜の郷に新築移転することになり、水戸市東原の現在地には看護学校敷地等を含め約4・35haの跡地が残されることになった。

 このことから、市では、特に同地がある新荘・常磐地区の現況と課題、住民の意向等を留意しながら、跡地の活用方策を取りまとめることになった。

 今月14日に跡地等利用検討業務委託に係る指名競争入札を行うため、このほどコンサルタント業者7社を指名した。

 調査対象地区は、水戸医療センター跡地を含む新荘地区・常磐地区及びその周辺地区。

 業務内容は、<1>新荘・常磐地区の現況把握(◆特徴の把握=統計資料の整理、水戸市でまとめた人口、高齢化率、土地利用の現状等のデータを整理する。現況調査◆住民の意向把握=既存資料の整理、議会質問や市民懇談会等の背景にある住民ニーズの分析を行う)<2>跡地利用の検討(◆課題整理と解決策=課題の抽出、課題解決のために必要な施策の整理◆施策の実現に向けて)。

 業務委託期間は、120日間。

 なお、跡地の敷地面積は、水戸医療センター敷地3万6437㎡、核医学研究センター及び県立水戸看護専門学院敷地7079㎡の合計4万3516㎡。



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