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埼玉県川越市

レイアウト変更へ/川越駅西口の駅前広場

2004/09/09 埼玉建設新聞

 川越市総合交通課は、約8400㎡規模の川越駅西口駅前広場について、レイアウト変更を計画している。現段階では実施年度など、未確定だが、17年度以降にまずタタキ台となるようなプランを策定する方針だ。

 レイアウト変更については、西口駅前広場から伸びる都市計画道路川越南大塚線の完成が近づいてきた事と、市による西口出口が無い点から、浮上した。駅前広場の円滑な交通環境の実現と、バスターミナルなどの機能充実を図ることが目的。

 川越駅東口はアトレ、マインなどの商業施設をペデストリアンデッキで、結び、人と自動車の流れを分けているのに対して、西口は交通導線が入り組み、信号機もない状態。国道16号から近く、地元住民はともかく、他地域から訪れる観光客にとっては、分かりづらい交通の流れになっている。

 西口は、都計道川越南大塚線と同時に、土地区画整理事業による基盤整備が進んでおり、今後更なる開発が見込まれている。さらに、新宿町1丁目地内には、県、市、民間による施設建設である「西部地域振興ふれあい拠点施設」が計画されており、西口広場の重要性が今後増すと見られている。

 事業実施にあたっては、都市計画上の手続きなども必要で、改めて様々な事業手法を探ることになる。担当課では、「まず立体化を含めた平面プランニングを作成して、交通拠点としての機能向上を目指したい」としている。



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