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茨城県水戸市

新たに0・6haを整備/逆川緑地

2004/12/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市はこのほど、平成16年度逆川緑地基本・実施設計に係る指名競争入札を行い、森緑地設計事務所が490万円で落札した。履行期間は今年度末までの150日間。

 逆川緑地の整備は、千波湖周辺地域大規模公園の一角を形成する公園(地区公園)として、公園区域の中央を流れる逆川の両岸に広がる良好な斜面樹林地やエリア内に現存する自然環境、文化遺産を利用し、都市環境の保全・改善を図り、自然との共生に対応した公園として整備するもの。

 市では、昭和61年度から段階的に整備を継続。事業年度は平成20年度までとなっている。

 全体計画では、施行面積は千波町地内の22・2ha。このうち用地取得は約17万8000㎡について行い、測量・設計、施設工事を実施する。全体の総事業費は75億9200万円を見込む。事業進捗率は、今年度末見込みで69・4%。

 今回、新たに逆川緑地として整備が計画されているのは、米沢町地内の(財)県メディカルセンター東側の敷地、0・6ha。

 北側は同川に架かる塩橋から南側は県道下入野水戸線の新米沢橋まで。

 今年度は、同地区の整備工事に着手するための基本・実施設計を作成する。

 市ではこのほど、設計業務に係る指名競争入札を行い、委託業者を森緑地設計事務所に決定した。

 今後、同社において昨年度に策定した「逆川緑地基本計画」の細部検討を踏まえ、既整備地区の現状及び同地の現況を十分に把握した上で、基本・実施設計図の作成や工事費の算定を行う。

 履行期間は、来年3月末までの150日間をみている。



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