さいたま市建設局が整備を進めていた都市計画道路第二産業道路の未整備区間1314mの工事がこのほど完了し18日、現地で開通記念式典が開かれた。今回の開通により21・5km全線が供用され、財産提供者ら関係者約200人とともに、市と東京都をつなぐ新たな動脈の完成を祝った。
式典では相川宗一市長が「広域幹線道路整備は、まちづくりを進める上で重要な施策。第二産業道路は、市東部地区の南北を結ぶ路線となり、さいたま市から川口、鳩ケ谷を経由し、東京都に接続する幹線道路です。周辺道路とのネットワークを図り、交通渋滞が緩和され、円滑な土地交通が形成されるものと期待してます」とあいさつ。
続いて、工事経過報告、来賓祝辞を経て、テープカット、久寿玉開披、安全祈願、祝賀パレードが行われ、午後2時から、一般供用された。
第二産業道路は、県事業として昭和54年に着手。平成15年から、さいたま市に引き継がれた。
今回の開通区間は、緑区中尾~南区大谷口区間の延長1314m、幅員25~27mの4車線、歩道は幅員は4・5m。総事業費は約64億円。