県土木部道路建設課が平成７年度から整備を進めてきた主要地方道つくば野田線の「菅生大橋」（水海道市菅生町、橋長４７７ｍ、Ｗ１４・５ｍ）が完成し、前後の取付部を含めた開通式が２４日に現地で行われた。

　菅生大橋は、利根川の菅生遊水池を渡る現道が増水時に通行止めなどの不安があるため、現道北側の遊水池に架けた橋梁。

　橋梁形式は、下部工が逆Ｔ式橋台２基、壁式橋脚１２基、上部工が１３径間（７径間連続および６径間連続）ＰＣ箱桁橋、基礎工が杭基礎（場所打ち杭）。

　橋長４７７ｍ、幅員１４・５ｍ（３・５＋７・５＋３・５）。支間長は３６・５７＋５＠３７＋３６・５７ｍ、３５・６６＋４＠３６・１＋３６・１２ｍ。舗装は、車道部がアスファルト舗装８０mm、歩道部が同３０mm。

　平成７年度に事業化し、測量・設計・用地買収を進め、９年度から１２年度まで下部工を、１３年度から今年度まで上部工、取付道路の整備を進め、完成した。全体事業費は約４０億円で、そのうち橋梁部は約２９億円。

　２４日には、菅生大橋の飯沼川寄り橋詰地点で関係者約１５０名が参加して開通式典を催し、テープカットや渡り初めを行った。

　つくば野田線は、つくば市を起点に、伊奈町、谷和原村、水海道市、岩井市を経て千葉県野田市に至る幹線道路で、昨年末には、同路線の玉台橋および谷原大橋が開通。今回、菅生大橋が完成し、渋滞緩和などが期待される。

　菅生大橋の主な施工業者は次のとおり。

◇明成建設（株）、常和工業（株）、正栄工業（株）、石塚産業（株）、（株）大堀工務店、（株）茨建興、染谷建設（株）、関建設（株）、旭建設工業（株）、柴開発（株）、（株）菊池土建、（株）桜井工務店、（株）山庄工業、（株）染谷工務店、オリエンタル建設（株）、常磐興産ピーシー（株）、（株）ピーエス三菱、（株）富士ピーエス、（株）ＮＩＰＰＯコーポレーション。