県内に計画されている大型店の新規出店で、1月中に5店舗について、大規模小売店舗立地法の手続きがあったことが分かった。県商工労働部中小企業課がまとめたもの。それによると、(株)カスミがつくばエクスプレス沿線の萱丸地区にみどりの駅店を出店するとともに、岩間店を計画。(株)エコスでは、城里町の旧常北町内にショッピングセンターを出店する。エコスの直営店と、テナント分を合わせて、全体の売り場面積が6174㎡で計画されているもので、エコスが県内に新規出店するのは3店舗目。(有)トレーダーでは結城市内に万代書店を出店する。西松屋チヨダ取手店については最近の県報で計画内容が告示されていた。
(株)カスミ(つくば市西大橋599-1、小浜裕正代表)では、みどりの駅店と、岩間店を出店する。
みどりの駅店は、つくばエクスプレス沿線の萱丸地区に計画されているもので、売り場面積は2312㎡。エクスプレスの沿線で、県や都市再生機構が進めている開発地区内で進出が決まった初の企業として、昨年11月30日に開かれた立地企業懇話会で出店する意向でいることが明らかにされていた。
岩間店については、下郷地内に出店する。計画場所では、以前にもカスミと、地元の協組がショッピングセンターを運営していた。しかし、現在では建物が取り壊されているため、新たにカスミが単独で出店することになった。店舗の位置は旧駐車場跡地で、売り場面積は1280㎡で計画されている。
(株)エコス(東京都昭島市中神町1160-1、岩谷堯代表取締役)では、東茨城郡城里町の旧常北町内にショッピングセンターを出店する。計画場所は、国道123号沿いで、旧常北町役場の近く。
建物については、エコスの直営店舗と、テナント棟の2棟建てで、全体の売り場面積は6174㎡。このうち直営店は1891㎡で計画されている。
立地法が施行されて以降、エコスが県内に出店するのは猿島沓掛店、新山方店に続いて3店舗目。
結城市内に計画されている万代書店については、(株)セキチューが自動車部品の販売店に建物を貸していた。しかし、販売店が撤退したため、(有)トレーダーが建物を賃借し、書店を出店することになった。
これまでは売り場面積が1000㎡以下だったが、新たに整備場も売り場に改装することから、全体の売り場は1775㎡に増床されることになる。
西松屋チヨダ取手店については、1月27日付けの県報で計画内容が告示されていたもので、売り場面積は1225㎡。出店場所の隣接地では近く、ヤオコー取手青柳店が開業する見通し。