綿貫町に新たな工業団地「仮称・綿貫第2工業団地」の開発を計画している高崎工業団地造成組合(管理者=松浦幸雄高崎市長)は、新年度から事業の具体化を図る調査に乗り出す方針で、当初予算に調査費100万円を盛り込んだ。
同組合が現在、工業団地として用地を分譲しているのは八幡原第2工業団地の1区画(約2万1000㎡)と、下大島町屋工業団地の5区画(約1万1700㎡)だが、現在数社から土地取得の意向がある。このためすべてが成約になった場合分譲用地不足となることや、市町村合併などを踏まえ、新たな工業団地の確保が必要であると判断した。
これらの状況を踏まえ、すでに分譲済みの綿貫工業団地隣接地の土地約2万1600㎡を(仮称)綿貫第2工業団地として開発し工業団地の集積化を図る考えだ。
しかし整備予定地は一級河川井野川沿いに位置していることから、1~2mの段差があるほか、進入路が狭いことなどの課題があるため新年度にこれらを総合的に調査し、新工業団地としての開発の可能性を探る。