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国土交通省八ッ場ダム工事事務所

大柏木トンネルが着工

2005/07/01 群馬建設新聞

 国交省八ッ場ダム工事事務所は6月29日、(仮称)大柏木トンネルの着工式を盛大に挙行した。式典は、同トンネル建設場所にて行われ、安田吾郎同ダム工事事務所長をはじめ、松本直也関東地方整備局河川部長、川西寛群馬県理事兼県土整備局長らが出席し、工事の安全を祈念した。

 開式に先立ち、安田所長が式辞に登壇。関係者各位に対し、謝意を示した後「ダム工事を推進する上で、地域の皆様方の不安を払拭することが何よりも重要なことであります。そのためにも、代替地等の生活再建を最優先に考え、今後も期待に添えますよう全力で頑張る所存でございます」と更なる意気込みを誓った。

 次に挨拶に立った松本河川部長は「関係地域の皆さんには、ダム工事に際し、ご心配をおかけしておりますが、引き続き、生活再建と地域振興を第一に考え、事業を進めていきたいと思っておりますので、今後もご協力お願い申し上げます」と述べた。

 続く川西理事は「八ッ場ダムは、国の事業として進められ、これまでに数多くの諸問題を乗り越えてきました。そして本日、無事にこの着工式を迎えられたことは地域の皆様方及び関係各位の方々の努力の賜物です」と感謝の意を表した。

 来賓祝辞では、田村守長野原町長と一場貞吾妻町長が同トンネル開通の早期完成に期待を込め、県議会を代表して出席した南波和憲県会議員と山本竜県会議員も完成に伴う地域の発展に期待を寄せるとともに、工事における無事故・無災害を強調した。

 その後、鍬入れ式、祝電披露が行われ、盛大のうちに閉式した。



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