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(財)茨城県開発公社

熱処理工場の建設へ/東北特殊鋼が進出

2005/07/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 新治郡新治村内の東筑波新治工業団地に東北特殊鋼(株)(宮城県仙台市太白区長町7-20-1、横山博之代表取締役社長)の熱処理工場と、(株)飯村精機製作所(新治郡新治村藤沢1270、飯村延夫代表取締役社長)の自動車部品製造工場が進出することが明らかになった。すでに、東北特殊鋼では県開発公社と土地の売買契約を締結していることから、近く、(株)フジタで着工する予定。建物規模は1100㎡で計画されている。一方、飯村精機製作所では、本社機能も移転。7月末までに公社と土地契約を締結し、9月ごろに着工する見通し。

 開発公社によると、東栄化成(株)の隣接地で分譲を募集していた1haを2区画に分筆。そのうち約4500㎡に東北特殊鋼、約5400㎡に飯村精機製作所が進出する。「時期を同じくして2社が5000㎡程度の用地を希望していたことから2つに分けて分譲することになった」という。

 東北特殊鋼では、現在も土浦市内に工場を有しているが、敷地を賃借しているため、工業団地内に事業所を移転する。

 建物については、S造2階建てで、延べ1100㎡で計画されている。

 すでに、開発公社と土地売買契約を締結していることから、近く、(株)フジタで着工し、12月までに竣工する予定。ただ、工場が稼働するのは18年4月からとなる。

 一方、飯村精機製作所では本社機能と工場を移転する。周辺で住宅化が進んでいることや敷地の広さが十二分でないため。今後、7月末までに公社と契約を締結し、9月ごろに着工する見通し。

 当初、建物については1000㎡の延べ床面積で計画していたが、1200㎡程度になりそう。

 予定では、18年4月ごろから新事業所で稼働を開始する考え。



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