(社)日本造園建設業協会関東甲信総支部主催の「平成17年度植栽基盤診断士補研修会」が25日と27日の2日間、さいたま市南区鹿手袋の埼玉建産連研修センター大ホールで開催され、埼玉、東京、神奈川、千葉、茨城、群馬、長野、山梨の各都県から計113人の研修生が参加した。埼玉県からは9人が参加した。
植栽基盤診断士補研修会は日本造園建設業協会(日造協)が創設した「植栽基盤診断士認定制度」に係る研修会で、受講資格は<1>1級造園施工管理士<2>5年以上の植栽工事実務経験者――で、この診断士補研修終了試験合格者は診断士認定試験を受験出来る。
植栽基盤診断士認定制度は、国土交通省の工種の公園分野において「植栽基盤工」が新たに採用されたことに伴い同協会が創設したもので、植栽基盤診断士は、植栽基盤整備に係る卓越した技術力を有し、植栽工事にあたり施工企業に属して植栽対象地を調査・診断し、処方を立案する。
研修会は、各都県支部の造園業者が講師として参加、埼玉県からは(株)横山園芸の横山浩行氏が参加した。
第1日は、今年度から新たに加えられた実技研修が行われ、土性・土色判定、土壌断面調査、土壌硬度判定等植栽基盤診断・地盤調査実技研修、第2日は、造園植栽術概論、土壌学の基礎、植栽基盤整備概要等の座学研修の後、終了試験が行われ終了した。