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埼玉県越谷県土整備事務所

18年度にも事業認可/中川の吉川橋架け替えへ

2005/09/26 埼玉建設新聞

 県越谷県土整備事務所は、都市計画道路越谷吉川線ルート上の中川渡河橋「吉川橋」の架け替えに向け、橋梁予備設計業務をこのほど委託した。18年度には、地元説明を踏まえ、同道路の都市計画変更を行い、新橋の詳細設計を経て、同年度または19年度の事業認可取得を目指す。

 同橋梁の架け替えは、昭和8年に架設された現橋の老朽・狭あい化とともに、国土交通省江戸川河川事務所が整備を進めている、中川河川改修事業により、右岸の越谷市側が50m近く引堤となるため、早期の対応が求められているもの。

 新橋の規模は、橋長約270m(渡河部200m、吉川市側取付部70m)で、幅員が都市計画道路に合わせた25mの計画。ただし、吉川市側に取付橋を設置するのにあたり、副道整備の幅員が必要となるため、都市計画変更の手続きが必要となっている。橋梁の形式や上部・下部構造などはまだ確定しておらず、予備設計の中で詰めていく。

 現橋は、橋長約156mで、車道橋と歩道橋に分かれている。上流側の車道橋が幅員5・5mの16径間単純RCT桁橋、下流側の歩道橋が幅員1・5mの8径間鋼床版鈑桁橋。

 新橋整備と一体となる両岸の都市計画道路越谷吉川線整備については、越谷市側が主要地方道越谷流山線との交差部(レイクタウン境)までの約550m、吉川市側が同葛飾吉川松伏線までの約300mになる。

 予備設計は、近代設計埼玉営業所(さいたま市、電話048-648-6462)が、18年3月納期で作業中。



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