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新潟県長岡市

岡設計を最優秀に特定/新斎場建設の基本設計/平成19年度着工目指す

2005/10/15 新潟建設新聞

 新斎場建設に向けた基本設計業務委託者の選定に係る簡易評価型プロポーザルを実施していた長岡市は、このほど参加10者の中から、(株)岡設計(東京都渋谷区千駄ケ谷)を最優秀提案者に特定した。今年度に基本設計等、平成18年度に実施設計を進め、同19年度から建設工事に着工する見通しだ。平成21年3月の供用開始を目指す。

 他の参加者は次の通り。

▽(株)梓設計(東京都品川区)▽(株)アール・アイ・エー東京支社(東京都港区)▽日本工営(株)新潟支店(新潟市)▽(有)福地建築設計事務所(新潟市)▽八千代エンジニヤリング(株)北陸支店(新潟市)▽(株)桂設計(東京都新宿区)▽(株)日総建(東京都渋谷区)▽(株)山下設計(東京都中央区)▽(株)細貝建築事務所(長岡市)

 今回のプロポーザルにおける特定テーマは、<1>「人生の終焉の場にふさわしい尊厳さ」と「緑豊かな周辺環境との調和」を考慮した施設づくり<2>「訪れる遺族にとって利用しやすい」且つ「管理者にとって機能的な」施設づくり<3>「時代に左右されない」施設づくり<4>自由提案。

 基本構想によると、既存斎場は築35年以上経過して老朽化が著しいことや昨年の中越大震災で被災したこと等を受け、「人生の終焉にふさわしい施設」を基本理念に、地域の風習や慣習を考慮した新斎場を建設する

 既存長岡市斎場の所在地は、同市鉢伏町1815地内。改築場所としては既存敷地内の空きスペースを利用する。敷地面積は約6000㎡。

 計画では、平成21年3月の供用開始を目指しており、火葬炉は7基程度を設置する予定。規模等の詳細については設計の中で詰める見通し。

 また、今年度は基本設計、地質調査等(担当は大和探査技術(株))、測量調査、敷地造成設計、火葬炉設備の選定等を進める。

 平成18年度は実施設計及び造成工事に充て、同19年度から建設工事に着工する見通しだ。

 なお、昨年度に行った基本構想策定業務は、日本工営(株)新潟支店(新潟市)が担当した。



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