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埼玉県川口市

18~19年度で解体/旧青木環境センター

2005/11/16 埼玉建設新聞

 川口市は、旧青木環境センター(青木3-16-1)ごみ処理施設の解体および跡地整備を計画している。13年度に同施設の財産処分を国へ申請、先月、許可が下りた。解体工事は、18年度と19年度の2か年を予定している。7億円前後の費用が見込まれており、今後の予算編成が注目される。

 同センターは、朝日環境センターが14年度に稼働したのに伴い、同年度に焼却施設2炉をストップし、現在は収集業務課の事務所および資源ごみ収集車の車庫として、利用している。敷地面積は約4644㎡。

 既存施設は、管理事務所(3階建て、建築面積208㎡、延べ床面積621㎡)、工場棟(4階建て、建築面積259㎡、延べ床面積821㎡)のほか、車庫棟(2階に旧職員住宅)、付属施設などが配置されている。

 焼却施設は、昭和39年(1号炉)と44年(2号炉)に竣工した150t/24haが2炉(川崎VKW回転火格子式)。ごみピット容量は783・64㎡で、ごみクレーンが2基。煙突は、外筒がRC造の35m(内筒レンガ製)が2本。

 解体調査業務は、16年度に日本環境工学設計事務所(千代田区、電話03-3265-0551)がまとめている。

 一方、ごみ焼却施設の解体後は、跡地に収集運搬業務担当職員の事務所や車庫などの環境関連施設整備が必要となる。また、敷地内にある厚生福祉施設の対応を踏まえ、地域住民の要望も取り入れて、整備していく方針。設計は、解体工事にメドがついた後となるため、早くても19年度以降の見通し。



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