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合計29店舗を出店/目標売上は2600億円/3月スタートの第10期出店計画

2006/02/02 群馬建設新聞

 大型スーパーなどを展開する(株)ベイシア(土屋嘉雄取締役社長、前橋市亀里町900)は、3月から始まる第10期の出店計画や売上げ目標などを明らかにした。同社では、来期新たに14店舗のスーパーと約15店舗のベイシアマートの出店を計画しており、計29店舗前後の出店を計画している。また、目標売上げは2600億円と、今期の売上げ予想値の約2100億円を大きく上回る数値、前橋市に拠点を移した同社は、2008年度のグループ1兆円構想に向け、出店を加速させていく方針だ。

◇改装は7店舗

スーパーマーケットの出店は14店舗を予定しており、県別の内訳は埼玉6、千葉4、栃木1、愛知1、静岡1、滋賀1となっている。今期に続き、来期も埼玉県、千葉県を重点拠点と位置づけ出店を積極的に行っていくほか、東海地方でのドミナントエリアの構築へ向け着実な展開を見せていく事になりそうだ。

 スーパーマーケットを規模別に見ると、1万㎡クラスは6店舗、8店舗は5000㎡~7000㎡程度となりそうで、14店舗のうち6店舗はグループ企業の(株)カインズ(土屋裕雅代表取締役社長、高崎市高関町380)が主体となり、同社がテナントとして出店する形で、8店舗がベイシア主体のスーパーセンターとなる。このうち、すでに工事に着手しているのは、埼玉県の嵐山町、日高市、千葉県市原市などに出店する5店舗。

 一方、前期から同社が新形態の店舗として展開をスタートさせているベイシアマートについては、15店舗程度の出店を目標としており、そのうち群馬県内においては2店舗がすでに工事に着手している。県内で工事が進められているのは、伊勢崎市(旧佐波郡東村)の一般県道桐生伊勢崎線沿いと前橋市(旧大胡町)の2店舗で、いずれも春頃のオープンを目指している。

 また、既存店のリニューアルについては、7店舗において大改装を予定しており、このうち1店舗は増床も含まれる。改装工事は、群馬県内で3店舗、長野県で2店舗、栃木県で1店舗、福島県で1店舗となっており、群馬県の3店舗のうち1店舗は吉岡町内のスーパーセンター前橋吉岡店で、今月中旬頃のリニューアルオープンを予定している。

 同社は、3年後の2008年度のベイシアグループ中期計画である「グループ1兆円構想」を実現させるため、同社としては4000億円ほどの売上げを目指し、今年1月には前橋市内の新社屋に拠点を移しており、今期はさらなる飛躍が期待される。



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