県土木部は8日のWTO対象の一般競争で、調査基準価格を下回る入札となった一般国道139号松姫トンネル大月側工区建設工事について、低入札価格審査委員会を開き14日付けで間組・銭高組・アイサワ工業JVに決定した。落札額は、事前予定価格の29億6029万5000円に対し19億9800万円と率で67・4%と、9億6229万5000円低い。同委員会では、同JVからの聴取等でこの金額でも履行が可能と判断した。
同入札には、落札の、間組・銭高組・アイサワ工業JVのほか、大成建設・竹中土木・名工建設JV、前田建設工業・五洋建設・日本国土開発JV、飛島建設・長田組土木・石井工業JV、東急建設・昭和建設・高野建設JV、鹿島建設・清水建設・天野工業JV、奥村組・大日本土木・タカムラ建設JV、西松建設・秋山土建・山英建設JV、熊谷組・鉄建建設・白石JV、大林組・フジタ・富士急建設JVの10JVが競入した。
同契約は、今月24日に開会する予定の2月定例県議会に工事請負案件として提案され、承認を受けてからの着工となり、3月15日から平成21年12月15日までを工期としている。
同工事は、国道139号の大月市七保町瀬戸地内に計画の全体延長約3064mの松姫トンネルのうち、今回の大月側工区1894・5m。残る小菅側工区約1170mについては、小永田3号橋工事のなど延長の長い取付道整備が終わる2~3年後に発注の予定で、平成24年度頃の全区間供用開始を目指し事業を進めていく。