県土木部は、水戸外環状道路(常陸那珂港山方線)の整備進ちょく状況を県議会に説明した。それによると、未整備区間のうち東海村照沼地内の国道245号から東側の730mを整備優先区間に位置づけて、今年度から用地買収に着手。
それ以外の国道6号から常磐自動車道までの区間では環境影響調査などを行い、ルートの検討を進めている。
これは、8日の県議会一般質問で三浦真紀土木部長が沢畠俊光議員(自民)に答えた。
水戸外環状道路は、ひたちなかICから常陸那珂港、国道245号、国道6号などを連絡しながら常磐道に至る約20kmの路線。
都市計画道路常陸那珂港山方線として昭和58年に都市計画決定され、平成6年に地域高規格道路「水戸外環状道路」の一部に位置づけられた。
全体計画のうち、ひたちなかICから常陸那珂港ICを経て県道常陸海浜公園線までの7・2km区間は既に供用。
一方、常陸海浜公園線から東海村船場の国道6号まで約6・8kmは、コスト縮減などの観点から道路の規格や幅員などを見直し、平成16年度に都市計画の一部を変更。
さらに、東海村照沼の国道245号までの730mを優先整備区間に位置づけて事業化を図り、今年度から用地買収に着手した。