つくば市は、健康づくり拠点施設の整備に向けて、基本・実施設計のプロポーザルを告示した。過去15年以内に同種業務延べ床3000㎡以上の健康増進施設を元請けした実績者(代表構成員)、市内本店か県内本店を有し市内営業所で名簿登録している者(構成員)-など2者JV。クリーンセンター周辺の敷地約9haに、余熱利用の温浴プールや介護予防機能、多目的広場を盛り込んだ施設を整備する。設計費は約6000万円、総工費は概算20億円。19年度から着工して2か年で完成予定。
市民の健康増進および介護予防の拠点として、クリーンセンターからの余熱を有効活用した健康増進施設を計画。子どもから高齢者、さらには障害者に至るまで、幅広い層の市民が目的に応じて体力健康づくりできるよう整備する。
具体的には、クリーンセンター北側の計画区域およそ9haに、プールや温浴施設、トレーニングルームなどの健康増進施設。サッカー場やフットサル、陸上競技場などの多種目型フィールドを一体的に整備する。
今月10日に告示された基本・実施設計プロポーザル要項によると、参加対象は2者JV。
うち代表構成員は、過去15年以内に▽同種業務3000㎡以上の健康増進施設(プール・温浴施設等を含む)▽類似業務3000㎡以上の健康増進施設(プール・温浴施設等を除く)▽類似業務3000㎡以上の余熱利用施設-を元請けした実績があること、など。
一方の構成員は、市内に本店または県内に本店を有し市内に営業所として名簿登録している者、などを要件としている。
参加表明書や協定書の提出は、今月25日(木)午後5時までに、豊里庁舎の教育委員会事務局スポーツ振興課に提出すること。
設計は当初、17年度に計画されていたが、用地取得が完了していなかったことから策定が遅れ、今年度に策定することとなった。
昨年度に予算計上していた設計費6000万円も、今年度へ繰り越している。
全体的なスケジュールとして、今年度中に基本・実施設計を策定した後、19・20年度の2か年継続で施工する見通し。
総工費は概算で流動的だが、20億円を想定している。
健康づくり拠点整備事業については、基本計画の段階で温浴施設を延べ床約8000㎡としていたが、3500㎡程度の規模に縮小して計画。
敷地も、当初は10・1haを想定していたが、地権者との借地交渉の段階で、9haに縮小するかたちとなった。