東松山市は、東松山駅東口駅周辺整備における民間事業者を公募し、12日に審査した結果、積水化学工業(株)(港区虎ノ門2-3-17)を開発予定事業者に選定したと15日、発表した。近く市、事業者、権利者らによる協議会を立ち上げ、本格的に事業がスタートする。A街区については、19年4月の着工をめどに進めるとしている。
事業者選定にあたっては、積水化学工業(株)、伊田テクノス・ザイマックス・フジタJV、ピーアンドディー・フージャス・岩堀建設JVが参加。各者の提案書を審議会で評価して、決めた。
事業は、東武鉄道から購入を予定している駅東口北側用地(A街区・最大約2200㎡)と市が所有している都市整備部駅前分室用地(B街区・最大約4000㎡)で、民間資本を導入・活用して、開発を行うもの。先行するA街区は19年4月、B街区は21年4月以降の着工を予定している。
提案にあたっては、B街区内に約300台収容可能な駐輪場の設置をあげた。
東松山駅周辺では、駅前広場をはじめ、未整備道路が多いなど、交通処理が円滑になされていない。市では駅前広場および駅舎の整備について、17年度から21年度までの5か年事業として着手する計画で、合わせて今回の開発との一体的な整備で、賑わいとゆとりの空間整備を展開させる。