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「CHIBA CENTRAL TOWER」/「マンションギャラリー」が千葉駅前にオープン

2006/09/19 日刊建設タイムズ

09年2月中旬の竣工に向け、オリックス・リアルエステート㈱(東京都港区浜松町2-4-1)とニチモ㈱(東京都豊島区東池袋1-33-8)は、千葉市中央区の旧セントラルプラザ跡地に、共同住宅と商業施設からなる「CHIBA CENTRAL TOWER」(千葉セントラルタワー)の建設を進めているが、マンションギャラリー(モデルルーム)が16日、千葉駅北口バスターミナル近くにオープンした。

 「CHIBA CENTRAL TOWER」は、オール電化+免震構造を採用した地上43階建て全436戸の超高層タワーマンション。

 そのサテライトとしてオープンしたマンションギャラリー(千葉市中央区弁天1-2-2)には、千葉在住のエグゼクティブ層を対象とした160㎡のプランをはじめ、夫婦のためのハイグレード仕様プラン、ファミリー向けプランという、趣向の異なる3つのモデルルームを提案。また、アジアンリゾートをテーマとした居住者専用のゲストルームも再現したほか、高さ約5m(実物大の約40分の1)に及ぶ「CHIBA CENTRAL TOWER」外観模型を設置。オ社では「千葉駅前の新たなランドマークとなる建物の、その圧倒的な存在感をいち早く体感することが可能」としている。

 「CHIBA CENTRAL TOWER」の設計・監理は入江三宅設計事務所(東京都港区六本木6-10-1)、施工は錢高組が担当。売主はオリックス・リアルエステート、売主・販売提携(代理)はニチモ、販売提携(副代理)はライフステージ、企画協力は三井不動産販売。

 「CHIBA CENTRAL TOWER」の建築規模は、RC造地下1階地上43階建て延べ5万3271.80㎡(建築面積1968.30㎡)で、建物高さは151.5m。1-2階には、地域との連続性と一体感を創出するため、商業施設やカルチャー施設が入り、3階は651台を収容する駐輪場やシアタールーム、集会室などとし、4―43階を分譲マンションとする。また、屋上階とPH階には、市内を一望できるエアガーデンを配置。

  千葉市内最高階層43階建て、151m

 43階建ては、96年以降に分譲された千葉市内の分譲マンションで最高階層となり、県内でも建設中の市川駅南口再開発の超高層住宅A棟(45階建て、高さ約160m)に次いで、2番目の高さとなる。

 総住戸数は436戸で、間取りは1LDK~4LDKとし、各フロア12戸の配置を計画。また、地震の揺れを通常の2分の1から3分の1に軽減し、家具の転倒などを防ぐ「免震構造」のほか、清潔で経済的な「オール電化」を全戸に採用するなど、安心・清潔・経済的な次世代型タワーマンション生活の実現を目指したという。

 価格帯は2000万円台から、最多価格帯は4000万円台が中心となる。最上階の43階は6戸とし、住戸専有面積は161.55㎡、141.37㎡、137.11㎡、135.00㎡、126.18㎡121.78㎡とすべてが100㎡超で、価格も1億円台になる見込み。また、共用部の一つとなるゲストルームは、27階に4部屋を設ける。

 駐車場はタワー式駐車場3基とし、建物の中心部に2基、外部に1基を設置。総収容台数は264台とし、駐車場の出入口は北側のみに配置する。建物に囲まれるかたちのタワー駐車場の高さは地上32階までとし、その上部(33-43階)は吹き抜けとする。

 「CHIBA CENTRAL TOWER」の建設地は、千葉市中央区中央3丁目17番1ほかの敷地3780.80㎡で、千葉市が推進する千葉中央第六地区第一種市街地再開発地区に近接。

 ちなみに、同プロジェクトには「千葉市総合設計制度」が適用され、建物の周辺に広場や緑地などの公開空地を設けて地域に開放することで、潤いにあふれた快適な都市空間の創出に貢献するという

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