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厚生労働省茨城労働局

ダイムラー・クライスラー日本㈱日立新車整備センターを視察/労働安全衛生への取り組みで

2007/10/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 茨城労働局(浅田和哉局長)は、平成19年度県産業安全衛生大会で茨城労働局長奨励賞を受賞したダイムラー・クライスラー日本㈱日立新車整備センター(日立市大和田町880、小宅孝一センター長)を4日に訪れ、同センターの労働安全衛生の取り組みを視察した。

 当日は、茨城労働局から浅田局長はじめ3人が同センターを訪れ、業務の内容などの説明を受けた後、工場内を視察。視察を行った同局は「表彰事業場にふさわしい積極的な安全活動が展開されていた」と感想。

 視察の最後には、浅田局長から、さらなる残留リスクを除去するための「危険の見える化」(危険な箇所に明確なマークを示すほか、従業員が危険箇所を判別できるようにすること)の徹底を依頼して、視察を終えた。

 同局の視察は毎年、全国労働衛生週間に合わせて実施しており、視察内容は、同局の広報誌などを通じて県内の事業場にも紹介している。

 ダイムラー・クライスラー日本㈱日立新車整備センターでは、安全衛生対策として、騒音や一酸化炭素(排気ガス)、熱中症、有機溶剤(塗装作業)などの減少を図り、積極的な労働衛生対策を進めているほか、「フェールセーフ思想」に基づき設計された機械設備を導入している。

 また、労働災害防止対策を行った結果、平成9年から現在まで10年間、無災害(休業災害なし)を継続している。

 なお、19年度県産業安全衛生大会は今月3日に開催された(本紙5日付2面)。



【写真=安全衛生への取り組みの説明を受ける浅田局長(中央)】

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