つくば市は、市内に高校を設置する㈱つくば東豊学園（千葉県我孫子市、豊島庸市社長）に対し、学校設置の認可証を交付した。国の構造改革特別区域法の教育特区に基づくもの。同社では、筑波地内に「東豊学園つくば松実高校」を今春開校する予定だ。

　市では、国に教育特区を申請し、昨年11月に内閣府から認定を受け、12月28日に市原健一市長が豊島社長に学校設置の認可証を渡した。

　校舎は、つくば市筑波の筑波山中腹に立地する旧筑波第一小学校の廃校舎を利用。全国から不登校生や中退者などを募り、つくばの自然や科学などを活用したカリキュラムを提供する方針。

　㈱つくば東豊学園は、千葉県内の職業訓練校や中学校の元職員、教諭らによって昨年７月に設立。

　なお、教育特区に基づく県内の学校設置は、ウィザス高校（高萩市）、ルネサンス高校（大子町）に続いて３例目。