上越市の関川東部下門前地区で計画中の土地区画整理事業では、今年度内の都市計画決定に向けて、現在、上越市役所において都市計画案の縦覧が行われている。
同計画は、上越市下門前、塩田新田、下源入、春日新田、藤野新田の各一部の面積49・7haを対象とし、準工業地域、および居住地域として整備を図るもの。2月上旬開催の市都市計画審議会での承認を経て、3月上旬の都市計画決定を目指す。
計画では、上新バイパス、直江津バイパス、新道南北幹線(県道板倉直江津線)を基幹道路として、区画道路と特殊道路を配置。準工業地域および第1種居住地域の土地利用に適用するよう整備を図る。
また、区画面積の約3%を街区公園とするほか、雨水・汚水排水施設、ガス・上水道供給施設を配置するなどの整備を図ることで、周辺地域と調和のとれた良好な市街地形成と、適切な土地利用の誘導を図る予定。
同計画地域は、国道8号と18号、北陸自動車道・上越ICに近接しており、交通の利便性に優れ、周辺にはリージョンプラザ上越をはじめとした交流施設、県工業技術研究所、上越テクノスクールなどの業務支援施設が立地。南側では、関川東部土地区画整理事業により商業・アミューズメント機能が集積している。
現在のところ、計画区域には県道板倉直江津線を中心に下門前集落と塩新田集落が形成され、水田を主体とした農地が広がっている。
なお、平成14年5月には、「(仮称)関川東部下門前土地区画整理事業準備委員会」が発足している。
【写真=現在は農地が広がる計画地】