公共工事におけるリサイクル建設資材の利用促進を図るため、各製品の評価・認定を行う「県リサイクル建設資材評価認定委員会(委員長・福澤公夫茨城大学工学部教授)」の今年度第2回会合が1日、水戸市笠原町の県開発公社ビルで開かれ、再生土木建築用プラスチック資材と再生土木シートの2資材が新たに認定を取得した。
再生土木建築用プラスチック資材で認定を受けたのは、歩行者自転車用柵として、前田工繊㈱、綾瀬化学㈱が申請した「プラ擬木」。
再生土木シートでは、防砂シートとして、旭化成ジオテック㈱、旭化成せんい㈱、㈱加藤錦行が申請した「ポシブル」。
両資材は、製品の性能や機能が多岐にわたり、価格に幅があるとして、品質・性能・利用条件により積極的な利用に努める資材(Bグループ)に区分された。
委員会ではこのほか、認定資材の更新が3年ごとに必要となるため、今回、再生加熱アスファルト混合物(24資材)や再生路盤材(56資材)など合わせて85資材を再認定。
また、再生路盤材・再生コンクリート・再生コンクリート二次製品・再生インターロッキングブロックの4資材について、日本工業規格(JIS)基準や県規定の変更に伴う評価基準の見直しなどを行った。
県では、リサイクル建設資材の評価認定の対象資材として19品目を指定。このうち、再生加熱アスファルト混合物で27資材、再生路盤材で59資材、再生硬質塩化ビニル管・継ぎ手で15資材、再生インターロッキングブロックで7資材など、計137資材がリサイクル建設資材としての認定を受けている。
【写真=(上から)プラ擬木、ポシブルの施工例】