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鹿島生コンクリート協同組合/今年4月1日以降の引合分から生コンクリートの値上げ

2008/02/19 日本工業経済新聞(茨城版)

 鹿行地区の生コンクリート製造会社で組織している鹿島生コンクリート協同組合(諸星敏夫理事長)は、今年4月1日以降の引合分から生コンクリートの値上げに踏み切る。値上げ幅は、1立方m当たり1500円。県土木部へは今月20日に、登録販売店、大手・準大手ゼネコンに対しては3月に組合として訪問説明を行う。地元建設会社に対しては各工場から説明する。

 

 今回の値上げは、原油・石炭価格などの高騰に伴う輸送コストの上昇により、主原料であるセメント価格が大幅値上げされたことが要因。

 組合では今まで、骨材・混和剤などの価格値上がり、輸送コスト上昇、JISの価格改定など、さまざまなコストアップを企業努力で内部吸収してきたが、自助努力による現状価格での吸収が困難となったため、値上げに踏み切ることとなった。

 値上げ額は、1立方m当たり1500円。今年4月1日以降の引合分より実施する。

 県内ではこのほか、県北部生コンクリート協同組合が4月から値上げする方針を打ち出している。

 鹿島生コンクリート協同組合は、鹿行地区の5社で構成。月産能力は12万立方m。なお、同組合における平成19年度見込み出荷量は17万5000立方m。20年度需要としては15万立方mを想定している。



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